キャリアを積んでいる女性であれば、正社員で仕事をバリバリこなしながら妊活、出産というのを考えるかと思いますが、それちょっと待ってください!
前職を通して感じていたことをどうしても伝えたく、ここで記事にまとめます。
これは私の個人的な考えも入っているので、不快に感じたらごめんなさい。
目次
1.妊活しながらの仕事について考察
1-1.やりがいがあってもストレスが溜まる仕事
1-2.融通が利く仕事
1-3.肉体的・精神的に負担が少ない仕事
1-4.部署異動できる仕事
2.派遣社員で妊活するメリット
2-1.ストレスなく妊活に影響しにくい
2-2.派遣社員でも産休が取れる
2-3.仕事を辞めやすい
3.妊活中の仕事探し・面接で気をつけたいこと
3-1.妊活中の仕事探し(転職)はできる?
3-2.妊娠予定について面接で言う?言わない?
1.妊活しながらの仕事について考察
私は前職で、妊活しているのに、なかなか出来ない、もしくは流産してしまったという人を数多く見てきました。
そのため仕事をしながら妊活する人に、以下の仕事に該当する仕事は避けて欲しい、こういう仕事はおすすめ、というのをまとめます。
1-1.やりがいがあってもストレスが溜まる仕事
妊活している、もしくは妊娠したいと思っている場合、その人にどんなに体力があってもストレスが溜まる場合、その仕事は辞めたほうがいいです。
というのも、前職勤めていたベンチャー会社では働くママは多かったですが、それに比例するように流産してしまったと言う話を何度も聞いたからです。
特に正社員は産休が取れるといっても、産休を取る前の期間に流産することも多くあります。
日本はそのあたりの制度が整っていないというのも問題としてあるのが、悲しい現実です。
ストレスが溜まりやすい仕事は、母体に大きな負担をかけてしまうので妊活中は本当に避けて欲しいです。
■融通が利く仕事
妊活中でも融通が効きやすい仕事ならアリです。
例えば夕方早い時間に帰宅したい、休みが取りやすい、といったことは妊活している人にとってとても重要です。
なぜなら休みを取るにしてもとらないにしても、そういったことができる、というのがわかるだけで精神的負担はかなり少なくなるからです。
そのため妊活中の仕事は、融通が利く仕事をチョイスしていただきたいです。
1-3.肉体的・精神的に負担が少ない仕事
「負担がない仕事なんてやりがいがない」
と思われるかもしれませんが、あなたが思っているよりも体はかなり繊細です。
ましてや子どもを授かろうとしている女性であれば、いつも当たり前にこなしていたことも大きな負担となります。
もちろん、
「そんなの大したことないわよ!」
とこなしてしまう女性もいますが、個人的にはあまり推奨しません。
自分が体力がないタイプと思うのであれば、妊活中の無理は絶対避けておきましょう。
1-4.部署異動できる仕事
例えば自分がいまいる部署は激務だけど、異動すれば少しは負担が軽くなるといった場合は部署移動して続けるのはアリです。
ただし、なかなか部署させてもらえないならもちろんナシです。
実際なかなか部署異動させてもらえないというパターンが多いので、その際はやめる覚悟で部署異動を出す勢いで頼み込みましょう。
2.派遣社員で妊活するメリット
私の周りには妊活中は比較的お金も稼げて、比較的時間の融通が効きやすい派遣社員の道を選ぶ人がいます。
では派遣社員になるとどんなメリットがあるのか、まとめていきます。
2-1.ストレスなく妊活に影響しにくい
妊活のときに悪影響となるのがストレス。
仕事にもよりますが、派遣の場合仕事の範囲が正社員よりも少なく、定まっているので、無駄なストレスを生まないですし、人間関係のトラブルが少ないです。
派遣の仕事によっては激務な場合もありますが、そのような求人の場合は事前に分かります(求人情報に残業時間20~30時間などと書かれている)
そのため正社員のような激務のお仕事より、確実にストレスなく生活することができます。
2-2.派遣社員でも産休が取れる
これはあまり知られていないことですが、派遣社員にも産休制度があります。
下記を満たす派遣社員であれば産休を取得することが可能です。
1.同じ派遣先に1年以上雇用されている
2.生まれた子どもが1歳の誕生日を迎えた以降も引き続き雇用を予定している
3.生まれた子どもの2歳の誕生日の前々日までは労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が更新されないことが明らかでない
私も派遣になる前は
「正社員じゃないと産休制度なんてないんでしょ?」
と思っていたのですが、ちゃんとした派遣会社は産休制度が整っているので、ある程度収入が欲しい方は派遣社員を検討してみるといいです。
参考
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2-3.仕事を辞めやすい
もし妊活が成功し、予想よりも早く仕事を辞めなければならなくなったとき、派遣という仕事は非常に辞めやすいです。
実際契約期間中であれば契約違反とみなされそうですが、やむ終えない事情がある場合は派遣会社が諸所の手続きをしてくれ、比較的スムーズにやめることができます。
参考
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また派遣の仕事を選ぶ際に、同じ業務をこなしている人が多い部署であれば、特別引継ぎをしなくてもいいので、その場合は更に辞めやすいといえます。
派遣の仕事が気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
参考
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3.妊活中の仕事探し・面接で気をつけたいこと
3-1.妊活中の仕事探し(転職)はできる?
妊活中に仕事探しをしたり、転職をする人も多いみたいですが、出来れば避けておいた方が無難です。
なぜなら仕事探しというのは、かなり身体的・精神的に負担が大きいものだからです。
ですがそうはいかないという人も多いはず。
なのでそういった方は仕事探しするとしても、派遣やパートなど時間に融通が効きやすいお仕事にしましょう。
そのほうが妊活中の病院通いも楽ですし、時間にゆとりがうまれるので、余計なストレスを生まずに済みます。
3-2.妊娠予定について面接で言う?言わない?
妊娠予定について面接で言うか言わないか、というのもよく聞かれることですが、自分から積極的に言わなくていいです。
ただし問題なのが、聞かれたとき。
聞かれたときは前向きな姿勢で答えることが重要なポイントです。
例え妊活中であっても、
「今のところ予定はありません。今のところは仕事に集中したいと思っております。」
もしくは
「将来的には考えておりますが、今のところその予定はありません。子育てをしながら働きたいと思っています。今は経験を積んで早く戦力になれるよう頑張っていきたいと思っております」
などと伝えるのが無難ではあります。
なかなか難しいところではありますが、前向きな姿勢・続ける姿勢が見受けられないと、採用する側も躊躇してしまうので、働く意思を伝えることが重要なポイントになります。
4.妊活と仕事についてのまとめ
ここまでいろいろと綴りましたが、
「妊活のために仕事を辞めるべきかどうか」
の選択に迫られたときは
「5年後、10年後、その先で自分が大事にしたいのは家庭なのか仕事なのか」
を問いかけてみるといいです。
みんなが子どもを産んでいるからではなく、自分の大切にしたいものに着眼点を当てると自分が取るべき行動が見えてきます。