結婚を機に正社員から派遣のお仕事に転職される方も多いと思います。家庭に入ると時間が制限されたり、人によっては旦那さんの収入だけで暮らしていける、という方もいらっしゃいますが、派遣にはメリット・デメリットがあります。
今回は結婚を機に派遣に転職する際のメリット・デメリット、注意点についてまとめていきます。
派遣のメリット
■家庭での時間を取りやすい
結婚をすると、独身の時とは違って夫婦で家事分担をすることになります。ただし家事分担するといってもやはり中心になるのは大概女性。そのため正社員のようなフルタイムの仕事で、なおかつ残業があったりすると生活リズムが狂いやすく、ストレスになることも。
その分融通の利きやすい派遣の仕事は家庭の時間を取りやすく、ストレスフリーな働き方と言えるでしょう。
■スキル等生かせれば強い
派遣の仕事は先が不安といわれていますが、何かしたら得意分野があったり資格を必要とする派遣の仕事であれば、仕事に困ることがなく、派遣でも安心して働くことができます。そのためずっと派遣で働き続けたいなと思っている方は、今のうちに何か資格を取り、資格を生かした派遣の仕事をするといいでしょう。
派遣のデメリット
■ボーナスがない
契約社員であればいくらかもらえることがあっても、ほとんどの場合派遣社員にはボーナスがでません。そのため年間収入はガクンと下がることも。結婚を機に楽な仕事を、と考える方は多いですが一度夫婦でいくら必要か、どれくらい貯金していきたいかなどを話し合い、派遣を選択するか正社員を選択するか考える必要があります。
■先が見えにくい
派遣は契約期間が区切られているため、極端に言うといつ契約が切られるか分からない状態です。そのため仕事がいつまで続けられるか、先が見えず不安になることもあるでしょう。
派遣に転職する際の注意点
■雇用保険などの社会保険
パートやアルバイト、派遣を選択すると雇用保険などの社会保険に加入できない場合もあるということに注意しましょう。
・雇用保険について
雇用保険は一般的に「1週間の所定労働時間が20時間以上で、かつ31日以上雇用される見込みがある」場合は加入されるので、この条件を満たすのであれば問題ありませんが、この条件を満たさないという場合は雇用保険に入ることはできません。雇用保険を軽視する方もいらっしゃいますが、失業手当が給付されることがあるので、あまり軽視できません。
・健康保険、厚生年金について
健康保険、厚生年金は労働時間および労働日数が正社員の概ね4分の3以上で加入することができるので、保険や年金の部分が気になる方はこの条件を満たすことができる仕事先で働く必要があります。
もし条件を満たしていてもなぜか加入になっていない!という可能性もあるので必ず面接に確認したり、給与明細をチェックするようにしましょう。
結婚を機に派遣を選択することのまとめ
■自分が何を優先するか見極めることが大切
結婚を機に派遣を始めようとする際は、まず自分が何を優先したいか考えてみましょう。以下それぞれどのような人に正社員がいいか、派遣がいいかということをまとめました。
・正社員と言う働き方がおすすめの人
将来のために貯金をしたいというのであればやはり正社員のほうが安定して稼ぐことができます。派遣でも高時給のものもありますが、それは若いうちと考えたほうがいいでしょう。年齢を重ねれば派遣の選択肢は狭まり、パートで勤めるということになる可能性もあるからです。
・派遣という働き方がおすすめの人
お金よりもゆとりを大切にしたいというのであれば、派遣に転職するのはアリです。正社員の仕事よりも格段に時間管理がしやすくなりますし、仕事も正社員に比べて軽くなることがほとんどだからです。
また、何かしらスキルを持っている方はそれを生かして派遣で活躍し続けることができるので、派遣への転職はアリでしょう。
<参考記事>
⇒派遣の給料・年収を実際にシミュレーションしてみよう
⇒派遣だと失業保険制度がないのか?
⇒主婦の方におすすめ!パートタイムで働ける派遣会社