ヒトクチに「派遣」といっても、派遣は大きくわけて2つに分かれます。
- 一般派遣(登録型派遣)
- 特定労働者派遣(常用型派遣)
・・・私も最初この2つを確認したときは、
「所詮派遣でしょ?」
って思ってました。でも、
全然違いますからね!
この中には、将来性正社員を前提にした派遣もあるし、安定して働ける派遣もあるので、派遣をする上では必ず知っておきたい知識ですヨ~‹‹\( ´ω`)/››
それでは確認していきましょう!
目次
1.知っておきたい!一般派遣と特定労働者派遣とは?
1-1.【前置き】登録型派遣・常用型派遣とも呼ばれる
1-2.一般派遣と特定労働者派遣の違い
1-3.一般派遣(登録型派遣)ってどういう働き方?
1-4.特定労働者派遣(常用型派遣)の解説
2.管理人体験済み!一般派遣(登録型派遣)の良しあし
2-1.一般派遣(登録型派遣)のメリット
2-1.一般派遣(登録型派遣)のデメリット
3.安定してる?特定派遣(常用型派遣)について考える
3-1.特定労働者派遣(常用型派遣)のメリット
3-2.特定労働者派遣(常用型派遣)のデメリット
1.知っておきたい!一般派遣と特定労働者派遣とは?
1-1.【前置き】登録型派遣・常用型派遣とも呼ばれる
平成27年に労働者派遣法が改正されたことにより、
・一般派遣=登録型派遣
・特定派遣=常用型派遣
と呼ばれるようになりました。
ウェブでこの2つのことを調べていくと、どれがどう違うのか分かりにくいので、ごっちゃにならないよう、上記は頭の隅に入れておきましょう。\(´ω` )/
1-2.一般派遣と特定労働者派遣の違い
一般派遣(登録型派遣)と特定労働者派遣(常用型派遣)の大きな違いは
派遣元との契約形態が違うこと
です。
以下でそれぞれの働き方・雇用形態について解説していきます!
1-3.一般派遣(登録型派遣)ってどういう働き方?
◆一般的にイメージする派遣がコレ
一般派遣(登録型派遣)はおそらく、みなさんのイメージの中にある派遣です。
派遣会社に登録後、お仕事を始める形の働き方のことをいいます。
就業先は自分で選べるので、自分の都合に合わせて勤務先や就業時間を選ぶことが出来るわけです。
◆雇用主はあくまで派遣会社である
簡単な図ですが、一般派遣(登録型派遣)はこういう方式で成り立っています。
A派遣会社は雇用主で、B就業先があることであなたは働き口を見つけることが出来ます。
B就業先はあなたに命令権はあるので、あなたは業務内容には従う必要があります。
そしてもしB就業先の会社がなくなってしまえば働き口がないので、派遣会社に所属していても、仕事がありません。
また他の就業先を探さなければなりません。
(↑半身じゃ仕事はできません)
派遣が不安定と言われるのはそのためです。
ちょっと不安にさせてしまったでしょうか?
ただいきなり契約が切られること、というのはそう滅多にありません\( ´ω`)/
なぜなら私はそういった経験がないですし、更に言うなら私の友人・知人にもそういった人はいないからです(あるとしても、必ず事前に知らされるハズ)。
また予備知識として、紹介予定派遣という、正社員を前提とした働き方と言うのもあります。
こちらについて知りたいという方は以下の記事を参考にしてみてください。
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紹介予定派遣とは|実際にやってみてわかったメリット・デメリット
さて、派遣のことを少しでも調べたことがある方は、 紹介予定派遣 という言葉を聞いたことがあるかもしれません。 そしてわたしは紹介予定派遣の経験があります(`・ω・´)キリ。 友人にも何人かいるので、自 ...
◆一般派遣(登録型派遣)について言いたいこと
ここまでで知っておいて欲しいことは
・一般派遣(登録型派遣)の雇用主は派遣会社である
・就業先はあくまで業務を命令するだけである
であることは頭に入れておいてください。
実際派遣で働いていると、就業先が雇用主のような感覚に陥りがちですが、契約を結んでいるのは派遣会社であることをお忘れなく。
1-4.特定労働者派遣(常用型派遣)の解説
雇用主が派遣会社であることは変わりません。
ただ違うのは派遣会社の正社員となり、その後、派遣先会社に派遣される雇用形態であるということです。
B就業先の会社はあなたに命令権があるので、業務には従う必要があります。
ただこちらの場合、もしB就業先の会社がなくなっても、派遣会社の正社員なので仕事がなくなることがありません。
A派遣会社で正社員として雇われているので、仕事が途切れるといったことがないわけです。
(↑先ほどと違って、顔が半分つぶされていません。派遣会社に所属しているので仕事があるわけ)
そのため一般派遣(登録型派遣)よりも
・安定している
・長く働くことができる
と言われがち(あながちそうとも言えなかったりするけど)。
代表的な職種としてはエンジニア。
私の知り合いにもいますが、その日就業先で働いたら派遣会社に戻ってまた仕事をこなす、と言う方は結構います。
また、完全に就業先の社内にいて、新規事業を立ち上げるなんてひともいます。
こういった方は、結構情報システム系に多いように感じますね。
2.管理人体験済み!一般派遣(登録型派遣)の良しあし
管理人は一般派遣(登録型派遣)で働いて早3年の派遣のプロです∠( ˙-˙ )/!笑
そんなわけで一般派遣(登録型派遣)のメリット・デメリットをご紹介します。
2-1.一般派遣(登録型派遣)のメリット
◆未経験でも色んな仕事ができる
一般派遣(登録型派遣)のメリットといえば色んな仕事ができることです。
またそれだけでなく、未経験であっても新たな職種にチャレンジしやすい・大手に入りやすいというメリットがあります。
実際私は今まで全く違う仕事をしていましたが、誰でも知っている大手会社で新卒採用のアシスタントの仕事に就くことができました。
なので全く事務経験がないけど、派遣で事務デビューしてみたい、なんていうのもOK。
実際派遣仲間には事務経験ゼロで、事務の仕事に就けた人もいますよ~ヽ( ・∀・)ノ
◆気楽さがそこにはある
一般派遣(登録型派遣)はとにかく気楽です。
なぜなら正社員ほど責任を負わなくていいからです。
そのため
「仕事はほどほどがいい」
という人にはぴったり。
実際派遣さんの中には、
「あなた正社員じゃなかったの!?」
ぐらいにバリバリに働く人もいますが、ちゃんと選べば残業も少なく、自分の時間を大事にすることができます。
実際私も何社か派遣で働いてみて思いますが、正社員ほど責任を負わなくていいし、それなりの会社で仕事ができるから環境もばっちりだし、自分にとってはいいことづくめでしたヨ(人´ω`*)
◆そこそこ給料がいい
「派遣になったとき、給料が心配」
という方は多いかと思います。
実際役職者だったり、正社員でもかなりいい給料を貰っている人は給料が下がるかもしれません。
でもね、実際派遣の給料ってそこそこイイんです(・ω・´●)
東京の事務なら1500~1600円は当たり前!
さらに英語が話せたり、エクセルのマクロが組める、秘書などのスキルがあれば100~200円はアップします。
私は以前の会社が完全なるブラック企業だったので、派遣にしてから給料は増えました₍₍ ◝(^O^)◟ ⁾⁾ ふっふっふー
なので、派遣は言葉のイメージは悪いかもしれないけれど、時給で見るとさほど悪くないという面がありますね( ´ー`)⊃
2-1.一般派遣(登録型派遣)のデメリット
◆一般的に不安定なイメージはある
「私いま派遣で事務の仕事しているんだ~」
というと、年上からは
「派遣は若いうちだけにしておきな~」
と言われ、同級生からは
「派遣?今は楽だけど将来はどうするの?」
なんていわれます。
これらの共通項は「不安定さ」です。
実際年齢と共に、派遣の仕事も選べなくなってくることも事実です。
でもね、正直言って不安定な派遣になる人はまったくスキルを見につけずに、のんびりぐーたら派遣をしてきた人だけです。
派遣は派遣でも早いうちから
・秘書のスキルをつけたり
・WEBデザインスキルをつけたり
・人事事務のスキルをつけたり
することで、次の仕事は確実に見つかりやすくなります。
これは本当です(`・ω・´)
なので、一般派遣(登録型派遣)で不安定だなと思うなら、自分のスキルを見につけつつ、派遣の仕事をすることをおすすめします。
◆ボーナスがない
一般派遣(登録型派遣)の場合、ボーナスはありません。
私は過去何度か派遣で働いていますが、ボーナスがもらえたことは一度としてありません。
もし就業先との直接契約(直接雇用派遣)であれば、
「正社員の半分~1/3ぐらいもらえるらしい」
という話は聞いていますが、派遣の場合はほぼ100%もらえないと思ったほうがいいでしょう。
なので今までボーナスをもらえた人には大きな痛手かもしれません。
まぁ私の場合、ブラックだったのでボーナスもなく、私の年収に影響はなかった(むしろ増えた)のですけどね∠( ˙-˙ )/カナシイ
◆健康保険などの期間にブランクが生じる可能性がある
派遣で働いていて分かったのですが、就業先との契約が終了して次の就業先が決まっていない場合、契約が切れることになります。
この場合、仕事が決まらないと
・健康保険
・厚生年金保険
など、外れなきゃいけなくなります(派遣会社での登録はなくならない)。
だいたい同じ派遣会社で1ヶ月以内に次の仕事が見つかればいいのですが、それ以上かかってしまうと一度脱退手続きをとらなくてはいけません。
派遣会社にしなければいけない手続きはさほど面倒ではないのですが、いままで厚生年金保険で払っていたのであれば結構もったいないお話です(将来もらえる額が変わったりするからね)。
なのでそういったデメリットを被らないためにも、派遣の仕事を切り替えるときは、あまり期間が空かないようにするのがポイントです‹‹\( ´ω`)/››
3.安定してる?特定派遣(常用型派遣)について考える
派遣の中でも少数派ですが、「特定派遣(常用型派遣)」というものがあります。
これのメリット・デメリットを考えてみました。
3-1.特定労働者派遣(常用型派遣)のメリット
特定労働者派遣(常用型派遣)のメリットはなによりも、その安定さにあります。
就業先が倒産してしまっても、派遣会社に常用雇用される形なので、採用してもらえれば仕事は安定しています。
また一般派遣(登録型派遣)と違って、仕事がなくなったからといって厚生年金保険が途切れてしまう、なんてこともありません。
一概にはいえませんが、比べたら安定さは特定労働者派遣(常用型派遣)のほうがあるといったほうがいいでしょう。
3-2.特定労働者派遣(常用型派遣)のデメリット
特定労働者派遣(常用型派遣)のデメリットは安定さはあるものの、正社員みたいなものなので、かなり狭き門です。
スキルがないとかなり厳しいと思ったほうがいいでしょう。
もしあなたがSEだったり、デザイナーだったりしたら可能性はありますが、そもそも求人数が一般派遣(登録型派遣)よりも圧倒的に少ないので、さほど期待しないほうがいいというのが本当のところです。
4.まとめ
ここまでの両者の違いですが、
・一般派遣(登録型派遣)は就業先あっての働き方なので、就業先がなくなれば働き口がなくなる
・労働者派遣(常用型派遣)は就業先がなくなっても、常用雇用が約束されている
ということになります。
結構辛らつな感じがしますが、一般派遣(登録型派遣)はどうしても不安定さが気になってしまう傾向があります。
まぁ実際働いてみると、そんなことはないというのが実情ではあるんですがね( ´ー`)⊃
そんなわけで、一般派遣(登録型派遣)と特定派遣(常用型派遣)の違いでした∠( ˙-˙ )/